朝のツーリングの目的地に最適なコーヒーブレイク
静岡県内外のさまざまな場所で開催されているライダー向けのイベントの中で、私が特に気に入って何度も足を運んでいるのが「クシタニコーヒーブレイクミーティング」です。
休日の朝、まだ交通量も少なく空気もひんやりと澄んでいる時間帯に家を出て、朝日を浴びながら自分のペースで会場を目指してバイクを走らせます。
あてもなく走るのも良いですが、美味しいコーヒーが待っているという明確な目的地があることで、朝早く起きるためのモチベーションがぐっと上がるのです。
会場となっている道の駅やパーキングエリアに到着し、ヘルメットを脱いでほっと一息ついたタイミングで、スタッフの方が笑顔で手渡してくれる無料の一杯のホットコーヒー。
冷えた体を芯から温めてくれるそのコーヒーの味わいは、どんな高級なカフェで飲む一杯よりも格別に美味しく、早起きして走ってきたという達成感を静かに満たしてくれます。
全国から集まる多様なバイクを眺める至福の時間
クシタニコーヒーブレイクミーティングの会場に到着すると、そこには驚くほど多種多様なバイクがずらりと駐車場を埋め尽くしており、その圧倒的な光景を見るだけでも十分に足を運ぶ価値があります。
最新技術の粋を集めたピカピカのスーパースポーツから、オーナーの愛情がひしひしと伝わってくる年季の入ったクラシックバイク、そしてオリジナリティ溢れるカスタムが施されたアメリカンやオフロードバイクまで、まるで野外の巨大なモーターショーに迷い込んだかのようです。
コーヒーの入った紙コップを片手に、それらの素晴らしいバイクの間をゆっくりと歩きながら見て回る時間は、バイク好きにとってはまさに至福のひとときです。
他のライダーがどのようなパーツをつけているのか、どうやって荷物を積載しているのかなどを観察して自分のバイクのカスタムの参考にしたり、純粋に機械としての造形美に見惚れたりしていると、あっという間に時間が経つのを忘れてしまいます。
コーヒーを片手に広がるライダー同士の緩やかな交流
このイベントが多くのライダーから長く愛されている素晴らしい理由は、そこに集まった見知らぬ人同士がごく自然に言葉を交わせられる温かい空気が流れていることです。
無理にグループに混ざったり群れたりする必要は全くなく、一人で静かにコーヒーを飲み干して風のように去っていくのも自由です。
一方で、自分のバイクの隣に停めたライダーに「そのマフラー、良い音しそうですね」とさりげなく話しかけ、そこから初対面とは思えないほど熱いバイク談義に花を咲かせることも珍しくありません。
年齢も職業も全く違う人々が、バイクという共通の趣味一つで繋がり、適度な距離感を保ちながら連帯感を持てるこの空間は、癒しのひとときです。
同じ風を切って走ってきた仲間たちと過ごすこの特別な朝の時間は、私のバイクライフをより一層豊かで彩りのあるものにしてくれています。
