アルミが使われているバイクのパーツ
アルミは軽量の割に強度や耐熱性に優れているため、バイクにおけるさまざまなパーツの製造に使用されています。
たとえば、バイクの心臓部でもあるエンジンの製造にはアルミが使われていることが多いです。
エンジンには、シリンダーヘッドやクランクケースなどさまざまな部品がありますが、軽くて熱伝導性が高いアルミは相性がよく素材として採用されています。
またバイクのホイールが引き起こす遠心力も、強度が高いアルミだと耐えられるためホイールにはアルミが使われていることが多いです。
他にも、軽量な特徴を活かしてハンドルバーの製造にも利用されており、操作性の向上にも役立っています。
かつてアルミ部品は腐食スピードが速く穴も開きやすいとされていましたが、アルマイト処理や特殊な塗装を施すことで腐食にも強い素材になりました。
こうした背景もあって、今ではバイクのさまざまなパーツでアルミは利用されています。
アルミ磨きの道具
アルミを使った部品は軽量かつ強度な特徴がありますが、ちょっとした光沢で鮮やかな外観にできるのも魅力です。
しかしながら、アルミは空気中の酸素と反応することで酸化が発生するため、外気に晒されるアルミ部品は長期間使い続けていると表面が汚れてしまいます。
そのため、きれいな外観を維持するためにもアルミを磨いてあげる必要があるのです。
アルミ磨きの道具にはいくつか種類があります。
ひとつは紙やすりや研磨剤などの研磨できるものです。
それぞれ粗目から細目まで番号が振られているため、仕上がりの表面や光沢感などに応じて適宜使い分けるようにしましょう。
紙やすりは複雑な形状の部分や指がぎりぎり入るような小さい場所などを磨くときに利用するとよいでしょう。
研磨剤を利用するときは、研磨用に適した布やパッドを使うことでより効率的に磨くことができます。
布やパッドも種類があるため、目的に応じて使い分けましょう。
バイクのアルミ磨き方法
バイクのアルミ部品を磨く場合は、まずは部品表面に付着する汚れやホコリを水で流したりクリーナーで清掃しましょう。
油汚れやワックスも入念に落とします。
残したまま磨き作業に入ってしまうと、かえってその汚れを広げてしまう可能性があるからです。
清掃後は、塗装剥離剤を使って表面のアルマイト処理を落とします。
その後、アルミ磨き専用の紙やすりや研磨剤を使って磨いていきますが、目は粗いものから徐々に細かいものへと変えていきましょう。
磨き終わった後は部品を水で流して、その後水気を拭き取ります。
最後にワックスやコーティング剤を塗って表面を保護してあげれば、一通りの磨き作業は完了です。
磨く際は適切な方法と頻度に気をつけたうえで作業を進めましょう。