OSB合板とは?
近年、DIYで家具などを自作する人も増えてきています。
DIYの素材としてよく用いられているのが、薄い板材を接着剤で貼り合わせて製造された合板です。
合板にもいくつか種類はありますが、特に使い勝手がよいとされているのがOSB合板になります。
OSB合板とは「Oriented Strand Board」の略であり、多量の木材チップを接着剤でつなぎ合わせたものを揃えて作られた合板です。
OSB合板が使われている実例は多岐にわたります。
例えば、屋根や壁・床といった構造材として利用されていたり、素材コストの低さから、低価格帯で販売される家具の素材にもOSB合板が使われているケースは多いです。
その他にも軽量で丈夫な素材であることを活かして、さまざまな商品を運ぶ際に用いられるパレットや、ライブイベント会場の舞台装置や道具などの素材にも採用されているなど、活躍の幅は広いです。
OSB合板の特徴について
OSB合板が扱いやすいとされている理由は、その特徴にあります。
OSB合板は一般的な合板に比べて強度が高く、また曲がりにくさや割れにくさも備えているため、加工のしやすさも相まって木材の代替として幅広く使用されています。
またコスト面においても、木材に比べて低コストで生産が可能なため、大量に材料を必要とする建築物等での利用が特に増えてきています。
このようにメリットの多いOSB合板ですが、耐水や耐久といった面では木材同様に限界もあるため、用途に合わせて適切に使用するのが望ましいです。
DIYで使うならOSB合板はおすすめ
OSB合板を使うと、DIYであらゆるものを製作することが可能です。
OSB合板は加工がしやすいため、ノコギリなどでのカットや穴を開ける作業も容易に行えます。
そのため、本棚やベッドフレーム、机など組み立て式の屋内設置家具を作成するのには非常に適しています。
耐久性や耐水性には限界があるため、雨風のあたる屋外に設置するものの製作はあまり適していません。
外気に晒されない箇所の家具を作成する素材としては、OSB合板を選択肢に入れておくとよいでしょう。
もし耐水性をつけたい場合は、表面に防水剤などを塗布することで対応しましょう。
また、OSB合板は木材を利用しているため、再生可能な素材であり環境にも配慮されています。
軽量で扱いやすいため移動や組み立ても実施しやすく、男女問わずDIYの素材として広く活用できます。
何よりコストパフォーマンスに優れているため、誰でも手に入れやすい素材なのがDIYとして一番おすすめできる要素です。
DIY初心者で何か作ってみたいと考えている人は、まずはOSB合板を使って製作を試みるとよいでしょう。