ねこの手作りご飯
世界的にも、ペットの人気は不変のものですが、犬と猫はペットとしても、王道ともいえる人気のタイプといえます。
あその中でも猫の人気は高く、犬のように散歩も不要ですから、室内で飼われる方がずいぶんと増えてきたようです。
最近では、賃貸マンションやアパートなどでも、ペット可能の物件が増えてきているのも、このペットブームを後押ししているのでしょう。
猫といえば、昔から「猫まんま」が有名ですが、今は時代が変わり、猫たちの健康にもかかわる餌のやり方が重要視されています。
猫の餌としては、カリカリタイプの餌とウエットタイプの餌がありますが、最近では御主人みずから、ねこの手作りご飯を作る方も増えているようです。
手作りご飯のメリット
最近では、人と同じように、猫の餌に入っている添加物が大きな問題となっています。
特に、カリカリタイプの餌には、穀物類が多く含まれており、猫の健康に大きな影響がある点が懸念材料となっているようです。
もともと猫は、肉食動物ですので、野菜を含む穀物類はほとんど食べません。
しかし、餌に含まれている大量の穀物類は、猫の健康に大きな影響を与えるといわれています。
その点、猫の手作りご飯のメリットは、ご主人自ら餌の内容を吟味できるため、猫に必要なタンパク質を必要な分だけ与えやすくなります。
手間はかかりますが、猫の好みも分かりやすくなり、お互いの愛情も深まるというものです。
手作りご飯のデメリット
何かと、いいことずくめの猫の手作りご飯ですが、デメリットが無いわけではありません。
それは、ついつい人間の食べるものが混ざってしまうことです。
実は人間には無害でも、猫には有害とされる食品も多数あるからです。
また栄養バランスといった点でも、かなりの知識を要することは間違いありません。
人間でもダイエットの際、間違った知識で栄養不足に陥ってしまうこともありますので、小さな猫の場合、それが大きな障害となることもあるんです。
週に一回程度与えるのであれば、特に問題は起こりにくいものです。
しかし、長期間続けていけば、それだけ体に影響を与えますので、猫の栄養に関する知識は、必要不可欠なものと言えるでしょう。
ねこ手作りご飯の注意点
ねこ手作りご飯の注意点として、先に述べたように、猫に害になる食物または、あまりやらない方がいい食材などがあります。
『野菜類』
・タマネギや長ネギは、貧血や血尿を引き起こす成分が含まれてるのでNG
・春菊やホウレン草に含まれるシュウ酸は、尿石症にかかる恐れもあり、泌尿器系の病気の猫はNG
『魚類』
・刺し身を喜ぶ猫は多いのですが、魚のお腹の部分にはアニサキスがいる場合もあります。
・生のエビやカニ類は、季節によって毒素を出す可能性がある為NG
・生のイカやタコには、毒素となるチアミナーゼが含まれている。
・アワビやホタテなど、貝の内臓を食べると、光線過敏症になる危険性がある。
・ほかにもシラス干しなど、塩分を多く含むものには要注意。